テレアポで使う敬語の言い換え一覧|名乗り・取り次ぎ・不在・日程・断られたときの例文と、違和感を持たれやすい言い方
「『よろしかったでしょうか』って、間違いなんですか」「電話では、御社と貴社のどちらを使うの?」。電話の仕事を考え始めると、ふだんは気にしなかった言葉づかいが、急に気になってきます。
けれど、テレアポで使う敬語は、実はそれほど多くありません。名乗る、取り次いでもらう、うかがう、お礼を言う、引く。場面ごとに、使う言い回しはほぼ決まっています。文化庁の「敬語の指針」(文化審議会答申・2007年)も、決まった言い回しを示した手引きは、敬語にまだ慣れていない人にとって有効なものだと述べています。
このページは、電話でそのまま使える敬語を、場面ごとの言い換え表にまとめた実用ページです。違和感を持たれやすい言い方とその言い換え、クッション言葉、最初と最後のあいさつ、断られたときの引き方まで、手元に置いて確かめられるようにしました。
結論:テレアポの敬語は、場面ごとの決まった言い回しで足ります
テレアポでよく使う敬語は、場面ごとに決まった言い回しで足ります。
- 名乗り:「(会社名)の◯◯と申します」
- 取り次ぎ:「採用をご担当の方は、いらっしゃいますでしょうか」
- お願いの前:「恐れ入りますが」「差し支えなければ」などのクッション言葉
- 呼び方:相手の会社は話し言葉で「御社」、施設なら施設名に「さま」。自分の会社は「弊社」「わたくしども」
- 終わり:「お時間をいただき、ありがとうございました。失礼いたします」
「よろしかったでしょうか」「〜になります」などは、誤りと決めつけられる言葉ではありませんが、違和感を持つ方もいます。電話では「よろしいでしょうか」「〜でございます」と言えば無難です。当サイトでは、使う言い回しの多くが台本に入っているので、全部を覚えてから始める必要はありません。
このページの表は、「正しいか、間違いか」を決めるためのものではありません。電話の相手に違和感を持たれにくい言い方を、場面ごとに並べたものです。言葉の正誤には、人によって受け止め方の幅があります。迷ったら、表に載せた言い方の中から、より丁寧で短いものを選んでください。
敬語は、全部覚えなくていい
敬語の本を開くと、覚えることが山のようにあるように見えます。けれど、電話の仕事で使う場面は限られています。毎日の電話で繰り返し使うのは、このページの表にある言い回しが中心です。
「敬語の指針」は、接客などの職場で使われる言葉づかいの手引き(マニュアル)について、敬語にまだ慣れていない人のためには有効なものだ、と述べています。同時に、いつでも、どんな相手にも、限られた言い回しだけを同じように使うと、相手にかえって不快な思いをさせたり、場にそぐわない使い方になったりしやすい、とも注意しています。このページの表も、そうした手引きの一つとして使ってください。
当サイトでは、名乗り・お願い・お礼といった言い回しの多くが、台本に入っています。台本の言葉を声に出して練習してから電話に入るので、その場で敬語を組み立てる場面はわずかです。話し方そのものの不安については、話し方に自信がなくてもでくわしくお伝えしています。
それでも、仕組みを少し知っておくと、迷ったときに戻る場所ができます。「敬語の指針」は、敬語を5つの種類に分けています。
種類の名前と「〜型」の呼び名は、文化審議会答申「敬語の指針」(2007年2月2日)によります。電話での例は当サイトで付け加えたものです。
電話でとくに迷いやすいのは、謙譲語Ⅰと謙譲語Ⅱの違いです。文化庁の解説では、「伺う」は向かう先の人を立てられる謙譲語Ⅰで、「参る」は聞き手に改まって伝えるための謙譲語Ⅱだと説明されています。ですから、商談の担当が施設を訪ねることを伝えるときは、「担当の者が伺います」と言えば、訪ねる先の施設の方を立てられます。
電話の始まりから終わりまでの定型
電話の流れにそって、よく使う言い回しを並べると、次のようになります。どの電話でも、この順番はほとんど変わりません。
- あいさつ「お忙しいところ恐れ入ります」
- 名乗り「(会社名)の◯◯と申します」
- 用件「介護職員の採用のことで、お電話いたしました」
- 取り次ぎ「採用をご担当の方は、いらっしゃいますでしょうか」
- うかがう「差し支えなければ、今の募集の様子をうかがってもよろしいでしょうか」
- お願い「30分ほど、お時間をいただけませんでしょうか」
- お礼と終わり「お時間をいただき、ありがとうございました。失礼いたします」
考え方を示す例で、実際の台本とは言い回しが違います。冒頭の間の取り方は売り込まずにアポを取る型で説明しています。
場面ごとの言い換え表
ここからは、場面ごとに、電話でそのまま使える言い回しを表にしています。左の列の「こんなとき」を見て、真ん中の言い方を口に出してみてください。
名乗り・取り次ぎのお願い
| こんなとき | 電話での言い方 | 気をつけること |
|---|---|---|
| 最初のあいさつ | 「お忙しいところ恐れ入ります」 | 初めての相手に「いつもお世話になっております」は使わない |
| 名乗る | 「(会社名)の◯◯と申します」 | 会社名のあとで区切ると聞き取りやすい |
| 用件を伝える | 「介護職員の採用のことで、お電話いたしました」 | 用件は一言で、最初に伝える |
| 担当の方を呼んでもらう | 「採用をご担当の方は、いらっしゃいますでしょうか」 | 「担当者いますか」は避ける |
| 名前の分かっている方を呼ぶ | 「◯◯さまは、いらっしゃいますでしょうか」 | 相手側の方には「さま」をつける |
| つないでもらう | 「恐れ入りますが、おつなぎいただけますでしょうか」 | 「代わってもらえますか」より丁寧 |
| 施設名を確かめる | 「(施設名)さまでいらっしゃいますか」 | 読み方に自信がないときにも使える |
取り次ぎをお願いする場面の考え方や、受付の方とのやりとりの全体は、受付から担当者につないでもらうでくわしく書いています。
担当の方が不在のとき
| こんなとき | 電話での言い方 | 気をつけること |
|---|---|---|
| 不在と言われた | 「さようでございますか」 | 「そうですか」より丁寧。まず受け止める |
| 戻る時間をうかがう | 「何時ごろお戻りのご予定でしょうか」 | 「何時に帰ってきますか」は避ける |
| かけ直す時間を決める | 「明日の午前と午後では、どちらがよろしいでしょうか」 | 候補を2つ示すと選んでもらいやすい |
| お名前をうかがう | 「差し支えなければ、お名前をうかがってもよろしいでしょうか」 | 断られたら重ねて聞かない |
| かけ直すと伝える | 「改めてお電話いたします」 | 「また電話します」より丁寧 |
本題でうかがう・相づち・答えられないとき
| こんなとき | 電話での言い方 | 気をつけること |
|---|---|---|
| 今の様子をうかがう | 「差し支えなければ、今の募集の様子をうかがってもよろしいでしょうか」 | 質問の前にクッション言葉を一つだけ置く |
| 相手の話を受ける | 「さようでございますか」「おっしゃるとおりです」 | 相づちは短く。相手の話をさえぎらない |
| 分かったと伝える | 「承知いたしました」「かしこまりました」 | 「了解しました」より無難 |
| 聞き取れなかった | 「恐れ入ります、もう一度お聞かせいただけますでしょうか」 | 聞き取れないまま話を進めない |
| 答えられない質問 | 「くわしくは、担当の者からご説明いたします」 | 分からないことを、知っているように答えない |
| 相手の言葉を確かめる | 「〜というお話でよろしいでしょうか」 | 相手が使った言葉のまま返す |
日程を決める・お礼・電話を切るとき
| こんなとき | 電話での言い方 | 気をつけること |
|---|---|---|
| 時間をお願いする | 「30分ほど、お時間をいただけませんでしょうか」 | 時間は数字で伝える |
| 候補を示す | 「火曜日の午前と木曜日の午後では、どちらがご都合よろしいでしょうか」 | 曜日と時間帯をずらした2つを示す |
| 日時を確かめる | 「◯月◯日、木曜日の午後2時からでございますね」 | 曜日と日付をそろえて言う |
| 訪ねることを伝える | 「当日は、担当の者が伺います」 | 「伺う」で訪ねる先の方を立てる |
| お礼を言う | 「お時間をいただき、ありがとうございました」 | アポイントにならなかった電話でも同じように言う |
| 切る前 | 「失礼いたします」 | 相手が切るのを少し待ってから、静かに切る |
日程の決め方そのものは、日程の打診と約束の確かめ方でくわしくお伝えしています。
敬語に自信がない方も、まずは一行だけ聞いてみてください。
応募でなくて構いません。「敬語がちゃんと使えているか不安です」——その一行で、台本と研修でどこまで補えるかをお返しします。
LINEで質問だけする(応募しなくて大丈夫です)→違和感を持たれやすい言い方と、その言い換え
接客の場でよく耳にする言い方の中には、電話の相手によっては違和感を持たれるものがあります。どれも「使ったら失格」というものではありませんが、言い換えを知っておくと安心です。
違和感を持たれやすい言い方
- 「こちらでよろしかったでしょうか」
- 「資料のほうになります」
- 「了解しました」
- 「おっしゃられるとおりです」
- 「担当の者がお伺いさせていただきます」
伝わりやすい言い方
- 「こちらでよろしいでしょうか」
- 「資料でございます」
- 「承知いたしました」
- 「おっしゃるとおりです」
- 「担当の者が伺います」
「違和感を持たれやすい言い方」を誤りと決めつけるものではありません。電話の相手に違和感を持たれにくい言い方として、「伝わりやすい言い方」をおすすめしています。
| 言い方 | 言い換え | 言い換えたほうがよい理由 |
|---|---|---|
| 「よろしかったでしょうか」 | 「よろしいでしょうか」 | 今たずねていることを過去の形で言うため、気にする方がいる |
| 「〜になります」 | 「〜でございます」 | 何かに変わるわけではないのに「なる」と言う形を、気にする方がいる |
| 「〜のほう」 | 「〜を」「〜は」 | 「資料のほうをお送りします」は、「ほう」がなくても意味が変わらない |
| 「了解しました」 | 「承知いたしました」 | 目上の方への返事としては、気にする方がいる |
| 「ご苦労さまです」 | 「お忙しいところ恐れ入ります」 | 目上の方へのねぎらいとしては、気にする方がいる |
| 「おっしゃられる」 | 「おっしゃる」 | 同じ種類の敬語を重ねた二重敬語になる |
| 「ご検討される」 | 「ご検討なさる」「お考えになる」 | 「御利用される」と同じ形で、規範的には適切な敬語とされていない |
| 「部長の◯◯さんがおっしゃっていました」 | 「部長の◯◯が申しておりました」 | 社外の方に、自分の会社の人を立てない |
「よろしかったでしょうか」「〜になります」「〜のほう」「了解しました」「ご苦労さまです」は、公的な指針で正誤が定められたものを確かめられなかった言い方で、受け止め方に幅があります。二重敬語と「ご〜される」の形、自分の会社の人の呼び方は、文化庁の解説によります(出典は記事の最後)。
「よろしかったでしょうか」「〜になります」「〜のほう」
この3つは、お店などでよく聞く言い方です。誤りと言い切れるものではありませんが、電話の相手によっては気にする方がいます。とくに「よろしかったでしょうか」は、今まさにたずねていることなのに、過去の形になっています。「よろしいでしょうか」と言えば、意味は同じで、気にされにくくなります。
「〜になります」は、「こちらが資料になります」のように、何かに変わるわけではない場面で使われることがあります。電話で何かを示すときは、「〜でございます」と言えば十分です。「〜のほう」は、「日程のほうは」「お名前のほうを」のように、比べる相手がないのに入れてしまう言い方です。取っても意味は変わらないので、取ってしまうのがいちばん簡単です。
二重敬語と、「ご〜される」の形
文化庁の解説では、一つの語について、同じ種類の敬語を二重に使ったものを「二重敬語」といい、一般に適切ではないとされています。例に挙がっているのは、「お読みになる」に「〜れる」を重ねた「お読みになられる」です。同じ考え方で、すでに尊敬語の「おっしゃる」に「〜られる」を重ねた「おっしゃられる」も二重敬語にあたり、「おっしゃる」で足ります。「ご覧になられる」も、「ご覧になる」で十分です。
ただし、同じ解説は、語によっては習慣として定着しているものもある、としています。例として挙げられているのは、「お召し上がりになる」「お見えになる」「お伺いする」「お伺いいたす」「お伺い申し上げる」です。文化庁の解説でも定着した例に挙げられているので、電話で「お伺いします」と言っても差し支えありません。それでも、「お伺いさせていただきます」のように重ねていくと、言葉が長くなり、用件が遅れます。「伺います」で十分です。
もう一つ、つい言ってしまうのが「ご検討される」「ご利用される」の形です。文化庁の解説では、「御利用される」は規範的には適切な敬語とされず、「御利用になる」「利用なさる」などが適切な形とされています。電話では、「ご検討なさいますか」「お考えになりますか」と言い換えるか、「ご検討いただけますでしょうか」とお願いの形にすると自然です。
「させていただく」は使いすぎない
「させていただく」は、便利なので、つい何度も使ってしまう言葉です。文化庁の解説では、この形は基本的に、自分側が行うことについて使われるとされています。相手側の許可を受けて行い、そのことで恩恵を受けるという事実や気持ちがある場合です。そうでない場面では、やや冗長になり、「いたします」のほうが簡潔に感じられる、とも書かれています。
電話でいえば、「30分ほどご説明させていただけませんでしょうか」は、相手の許しを得てする説明なので、自然な使い方です。一方で、「(会社名)の◯◯と申させていただきます」「お電話させていただきました」は、許しを得る場面ではないので、「申します」「お電話いたしました」で足ります。
相手の会社と、自分の会社の呼び方
電話で相手の会社を呼ぶときは、話し言葉では「御社(おんしゃ)」が一般的です。手紙やメールなどの書き言葉では「貴社(きしゃ)」が使われます。ただ、介護施設に電話するときに「御社」と言うと、少しかたく聞こえることがあります。施設の名前に「さま」をつけて「(施設名)さま」と呼ぶか、「そちらさま」と言うと自然です。
相手側の呼び方
- 相手の会社:「御社」(書き言葉では「貴社」)
- 相手の施設:「(施設名)さま」「そちらさま」
- 相手の担当の方:「◯◯さま」「ご担当の方」
- 相手側の方の動作:「いらっしゃる」「おっしゃる」
自分側の呼び方
- 自分の会社:「弊社」「わたくしども」
- 自分:「わたくし」
- 同僚や商談の担当:「担当の者」「弊社の◯◯」
- 自分側の人の動作:「申しております」「伺います」
自分の会社の人を、社外の方に話すときは、「さん」や「さま」をつけず、尊敬語も使いません。文化庁の解説では、会社のウチとソトの関係があるときは、ウチの社長を立てないほうがよいとされています。改まった場面では「弊社の部長」のように、名前に触れずに表す言い方も紹介されています。電話では、商談に伺う人を「担当の者」と呼べば、迷わずに済みます。
クッション言葉にはどんなものがあるか
クッション言葉は、お願いや質問の前に置いて、言葉の当たりをやわらげる前置きです。文化庁の解説では、依頼は相手に負担をかけることになるので、相手に配慮した前置きや、遠回しな言い方が必要だと説明されています。
クッション言葉は、1つのお願いに1つで十分です。「お忙しいところ大変恐れ入りますが、もし差し支えなければ」と重ねると、前置きばかりが長くなり、何をお願いされているのかが遅れて伝わります。相手の時間への気づかいを示す言葉が、かえって相手の時間を使ってしまっては本末転倒です。
電話の最初と最後のあいさつ
最初のあいさつは、「お忙しいところ恐れ入ります」で始めて、すぐに名乗ります。初めて電話をかける相手に「いつもお世話になっております」と言うと、取引のある会社のように聞こえてしまうので、使いません。あいさつのあとの間の取り方は、電話で伝わる声と話す速さで取り上げています。
最後のあいさつは、電話の結果によって少し変わりますが、お礼の言葉は同じです。
- アポイントが決まったとき:「お時間をいただき、ありがとうございました。当日は、どうぞよろしくお願いいたします。失礼いたします」
- かけ直すことになったとき:「ありがとうございます。では、◯日の午後に改めてお電話いたします。失礼いたします」
- お断りされたとき:「承知いたしました。お忙しいところ、お時間をいただきありがとうございました。失礼いたします」
どの場合も、言い終えたら相手が切るのを少し待ってから、こちらも静かに切ります。
お断りされた電話でも、最後のお礼は、アポイントが決まったときと同じ丁寧さで言います。その施設に、いつかまた別の機会にお電話することがあるかもしれません。最後の一言の印象は、その次の電話の入り口になります。
断られたときの丁寧な引き方
当サイトの型では、断られたら、まず一度だけ、受け止める→質問で返す→選択肢を2つ出す、の3ステップで返します。そのうえで、はっきり断られたら、お礼を言って引きます。よくある断り文句は4種類で、引くときの言葉もそれぞれ決めておくと、慌てずに済みます。
切り返しの言い回しは研修でお渡しします。ここでは、引くときの言葉の考え方だけを示しています。
引くときに気をつけたいのは、言葉より調子です。「そうですか……」とがっかりした声を出す、「でも」「ですが」と言いかけて食い下がる、黙って切る。どれも、相手に後味の悪さを残します。断られたときほど、いちばん丁寧なお礼で終えることを決めておいてください。断られたときの気持ちの立て直し方は、断られても心が折れない方法にまとめています。
敬語は、一度身につけると長く使える
ここまでの言い回しは、テレアポのためだけのものではありません。電話の受け方、取引先への連絡、役所への問い合わせ。仕事でも暮らしでも、同じ言い回しがそのまま使えます。62歳で初めてテレアポの仕事に就いた方は、口コミの中で、身につけたスキルについてこう書いています。
「月50万円の壁を到達しました(62歳女です)」
商材に関わらず普遍的なスキルを身につけることができるため、毎日新しい発見があり、学びが尽きることはありませんでした。
この方の投稿の題名にある月50万円は上位の方の結果で、全員が届く金額ではありません。それでも、言葉づかいのような「どこでも使える力」が毎日の仕事の中で少しずつ増えていく、という点は、これから始める方にも参考になるはずです。
敬語の言い回しを口になじませる手順
表を読んで覚えるより、声に出して口になじませるほうが、電話ではすぐに出てきます。1日10分ほどでできる手順です。
- よく使う場面を3つ選ぶ——名乗り・不在のとき・お礼のように、毎回の電話で必ず通る場面から3つ選びます。
- 1つの場面の言い回しを、3回声に出す——表の真ん中の言い方を、語尾まで言い切って3回読みます。
- 左の列だけを見て、言い方を口に出す——真ん中の列を手で隠し、「こんなとき」だけを見て言えるか試します。
- 録音して、語尾と区切りを聞く——「〜でございます」「〜でしょうか」の最後まで聞こえるかを確かめます。
- 翌日は、場面を1つ増やす——言えるようになった場面はそのままにして、新しい場面を1つだけ足します。
この仕事の言葉づかいが合わない方
電話の言葉づかいは、決まった言い回しをそろえていくやり方です。次の方には、合わないかもしれません。
- 自分の言葉で自由に話したい方——当サイトでは、言い回しを台本にそろえて話します
- くだけた話し方で親しみを出したい方——電話の相手は施設や会社の担当の方なので、改まった言葉で話します
- 言い回しを直されるのが苦手な方——うまくいかなかった通話は担当と一緒に聞き直し、言い回しも直していきます
- 平日の日中に電話の時間を作れない方——相手は仕事中の法人の担当者で、電話をかけるのは平日の9時〜18時だけです
「敬語に自信がありません」——その一言で構いません。
台本には、名乗り・お願い・お礼の言い回しが入っていて、研修の2週間はお客様に電話をかけずに練習します。気になっている言い方を書いて送っていただければ、どこから練習するかをお返しします。
質問・応募のフォームへ(入力5分ほど)→よくある質問
テレアポでよく使う敬語を教えて
中心になるのは5つの場面の言い回しです。名乗りは「(会社名)の◯◯と申します」、取り次ぎは「採用をご担当の方は、いらっしゃいますでしょうか」です。不在のときは「何時ごろお戻りのご予定でしょうか」、うかがうときは「差し支えなければ、〜をうかがってもよろしいでしょうか」と言います。お礼は「お時間をいただき、ありがとうございました」です。当サイトでは、こうした言い回しの多くが台本に入っています。
電話で使ってはいけない言葉づかいは?
使ったら必ず失礼になる、と決まった言葉は多くありませんが、違和感を持たれやすい言い方はあります。たとえば「よろしかったでしょうか」「〜になります」「〜のほう」「了解しました」「ご苦労さまです」です。「おっしゃられる」のような二重敬語、社外の方に自分の会社の人を立てる言い方、初めての相手への「いつもお世話になっております」も避けます。結果を言い切る「絶対に」も、電話では使いません。
「よろしかったでしょうか」は間違い?
誤りと決めつけられる言い方ではありませんが、今たずねていることを過去の形で言うため、気にする方がいます。電話では「よろしいでしょうか」と言えば、意味は同じで、違和感を持たれにくくなります。言葉の正誤には人によって受け止め方の幅があるので、迷ったら、より短く丁寧な言い方を選んでください。
担当者を呼んでもらうときの言い方は?
名前が分からないときは「採用をご担当の方は、いらっしゃいますでしょうか」、名前が分かっているときは「◯◯さまは、いらっしゃいますでしょうか」と言います。つないでもらうときは「恐れ入りますが、おつなぎいただけますでしょうか」です。その前に、会社名・名前・用件を一度で伝えておくと、受付の方が取り次ぎやすくなります。
電話で相手の会社は何と呼ぶ?
話し言葉では「御社(おんしゃ)」が一般的で、手紙やメールでは「貴社(きしゃ)」が使われます。介護施設に電話するときは、「御社」だとかたく聞こえることがあるので、施設の名前に「さま」をつけるか、「そちらさま」と呼ぶと自然です。自分の会社は「弊社」「わたくしども」と言います。
クッション言葉にはどんなものがある?
「恐れ入りますが」「お忙しいところ」「差し支えなければ」「失礼ですが」「あいにく」「お手数ですが」などです。お願いや質問の前に置いて、言葉の当たりをやわらげます。文化庁の解説でも、依頼は相手に負担をかけるので、配慮した前置きが必要だと説明されています。ただし、重ねすぎると用件が遅れるので、1つのお願いに1つで十分です。
電話の最初と最後のあいさつは?
最初は「お忙しいところ恐れ入ります」と言って、すぐに名乗ります。初めての相手に「いつもお世話になっております」は使いません。最後は「お時間をいただき、ありがとうございました。失礼いたします」です。アポイントが決まったときは「当日は、どうぞよろしくお願いいたします」を添えます。相手が切るのを少し待ってから、静かに切ります。
断られたときの丁寧な引き方は?
一度だけ切り返しても、はっきり断られたら、お礼を言って引きます。「今は忙しい」には「お忙しいところ、失礼いたしました」、「間に合っている」には「さようでございますか。承知いたしました」、「必要ない」には「かしこまりました。お時間をいただき、ありがとうございました」と返します。がっかりした声や、「でも」と食い下がる言葉は出さず、いちばん丁寧なお礼で終えます。
「させていただく」は使いすぎ?
使う場面を選べば問題ありません。文化庁の解説では、相手の許可を受けて行い、そのことで恩恵を受ける場合に使う形とされています。そうでない場面では、「いたします」のほうが簡潔に感じられる、とも書かれています。「ご説明させていただけませんでしょうか」は自然ですが、「お電話させていただきました」は「お電話いたしました」で足ります。
二重敬語とは?「おっしゃられる」は間違い?
一つの語に、同じ種類の敬語を二重に使ったものを二重敬語といい、文化庁の解説では一般に適切ではないとされています。「おっしゃる」はすでに尊敬語なので、「おっしゃられる」は二重敬語で、「おっしゃる」で足ります。ただし、「お伺いする」「お召し上がりになる」のように、習慣として定着しているものもあります。
自分の会社の人のことは、電話で何と呼ぶ?
社外の方に話すときは、自分の会社の人に「さん」や「さま」をつけず、尊敬語も使いません。「部長の◯◯が申しておりました」のように言います。文化庁の解説でも、会社のウチとソトの関係があるときは、ウチの人を立てないほうがよいとされています。商談に伺う人のことは「担当の者」と言えば迷いません。
敬語を言い間違えたら、言い直したほうがいい?
小さな言い間違いなら、言い直さずに、落ち着いてそのまま話を続けて構いません。慌てて言い直すと、かえって早口になります。ただし、相手のお名前や施設名を言い間違えたときは、「大変失礼いたしました」と一言おわびしてから、正しく言い直します。言い間違えた言葉は、通話のあとに書き留めて、次の練習に回します。
追伸——敬語は、相手の時間への気づかいを言葉にしたものです
敬語に自信がない方ほど、「間違えたら失礼になる」と身構えてしまいます。けれど、電話の相手が受け取っているのは、言葉の細かな正しさより、「忙しいところに時間をもらっている」という気づかいが伝わってくるかどうかです。
このページの表は、その気づかいを短い言葉にしたものです。全部を覚えなくても、名乗りと、お願いと、お礼の3つが言えれば、電話は始められます。気になっている言い方があれば、一行で送ってみてください。
根拠と参照(Evidence & Reference)
- 敬語の5つの種類(尊敬語・謙譲語Ⅰ・謙譲語Ⅱ〈丁重語〉・丁寧語・美化語)と、職場の言葉づかいの手引き(マニュアル)についての考え方:文化審議会答申「敬語の指針」(2007年2月2日。2026年10月8日に確認)。
- 依頼の前置きと遠回しな言い方・「させていただく」の使い方:文化庁「敬語おもしろ相談室」第三話 理解度チェックの解答。二重敬語と習慣として定着している例:同第四話。「御利用される」の形・マニュアル敬語:同第五話。謙譲語Ⅰ「伺う」と謙譲語Ⅱ「参る」の違い:同第六話。ウチとソトの敬語:同第七話(いずれも2026年10月8日に確認)。
- 「よろしかったでしょうか」「〜になります」「〜のほう」「了解しました」「ご苦労さまです」は、公的な指針で正誤を定めたものを確かめられなかったため、正誤を断定せず、「違和感を持たれにくい言い方」として言い換えを示しています。「御社」「貴社」の使い分けは、一般的な慣習として紹介しています。
- 台本に名乗り・お願い・お礼の言い回しが入っていること・研修2週間はお客様に電話をかけないこと・断り文句4種類と3ステップ:当サイトの研修の内容(2026年10月時点)。例文は考え方を示すもので、実際の台本とは言い回しが違います。
- 研修中の時給1,300円から(パート)・業務委託の成果報酬1アポイント20,000円・初期費用0円(登録料・研修費・教材費・保証金):募集要項(2026年10月時点の条件)。
- アポイント獲得率3〜7%(100件かけて3件、調子が良いと7件。分母は不在・受付止まりを含む総架電件数):当サイトの自社集計(2026年9月。6月の集計も同じ範囲)。集計方法は数字の根拠。
- 業界の一般的な目安1〜2%:テレアポ業界で広く言われている水準の引用で、当サイトの測定値でも公式統計でもありません。
- 指導責任者・川嶋 貴大のテレアポ大会7年連続優勝(2018年〜2024年)。
- 口コミ:Indeed(運営会社の企業ページのクチコミ)。個人の体験で、同じ結果を約束するものではありません。
質問・応募する
必須のご入力は5項目だけです。応募でなく、質問だけで終えていただいても構いません。応募される場合は、送信のあとに履歴書・職務経歴書の出し方をご案内します。
こう書いて送っていただければ、お答えします
「敬語に自信がありません。大丈夫でしょうか」
→ 台本と研修で、どこまで補えるかをお答えします。
「『よろしかったでしょうか』が口ぐせです」
→ 言い換えの練習の仕方をご説明します。
「介護施設の方を、電話で何と呼べばいいですか」
→ 相手側・自分側の呼び方を、場面ごとにお伝えします。
送信いただいた内容は、ご連絡と選考にだけ使います(プライバシーポリシー)。第三者へお渡しすることはありません。費用は一切かかりません(登録料・研修費・教材費・保証金すべて0円)。お断りいただいた方へ、こちらから重ねてご連絡することはありません。数か月あけてからのご相談も歓迎です。
フォームより気軽に、LINEで質問する採用担当が返信します(平日9:00〜18:00)
この記事は一般的な情報の提供を目的としたもので、収入や成果を保証するものではありません。報酬には成果報酬が含まれるため、記載の金額は目安で、成果には個人差があります。数字は当サイトの集計(アポイント獲得率は2026年9月、収入の分布は2026年6月、フルタイムの中央値は2026年7月)と、2026年10月時点の募集条件にもとづきます。応募の条件に年齢・性別・婚姻の有無はありません。「おひとりさま」は、一人分の暮らしを自分の収入で支えている状況を指すこのサイトの呼び名です。
最終更新日:2026年10月8日|監修:川嶋 貴大/編集:おひとりさま在宅テレアポ求人 編集部